テーマ:テレビ

野バラの「痛みから立ち上がる」――フジテレビ「結婚しない」8

千春も春子も純平も、新たな一歩を踏み出した。さまざまな迷いに足をとられながらも、何とか前へ進む。 旅行代理店に勤める千春(菅野美穂)は、契約社員の身ながら、新たに赴任してきたエリート社員高原(徳重聡)のサブを申し付かって旅行商品の企画を任され、徹夜して仕上げ、採用された。しかし、プロジェクトチームには参画できず、めげている。 …
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

アガパンサスは「恋の訪れ」――フジテレビ「結婚しない」5

結婚に直結する出会いの年齢のピーク。女性は22、男性は28だそうだ。したがって、「30歳台の女性がする恋は、結婚につながる恋でなければならない」という意見も出てくる。つまり、①結婚願望ゼロの男、②奥さんや彼女のいる男、③経済力のない男、これらは恋愛の対象としてはならない。 「そうかなー……好きになったら恋すればいいじゃん」と、軽薄…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

デルフィニウム:あなたを幸せにします――フジテレビ「結婚しない」4

このドラマ、結婚の意味を問い、その諸相を追っていくうちに、題名の「結婚しない」でなく、「やはり結婚したい」に話が収斂していくような気配である。 よく泣かせてくれた、いや正確に言うと、たびたび泣き声がこぼれそうになった今回であった。ことに、メモを取るためにビデオを観ているとき、独居のこの身を長女が訪ねて来ており、すでに幾晩か泊ってい…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

信じる恋<アスターの花言葉> ――フジテレビ「結婚しない」2

千春(菅野美穂)は、やはり結婚したい。「ちゃんと恋したい。恋愛して、その人と結婚したい」――しみじみと語る。 母に見合いを勧められ、5歳年上、年収700万の会社員と会ったが、ピンとこない。打算が働いてしまう。相手を項目別に評価してしまう千春。「優しい」「誠実」「一緒にいて楽しい」「ご飯を美味しく食べてくれる」「家庭を大事にする」「…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ガーベラの花言葉は“一歩”――フジテレビ「結婚しない」1

テンポよく不幸な事態が続く(!?)千春(菅野美穂)と春子(天海祐希)。打ちのめされて池の中。折りしも噴水がふきだして、ぐしょぬれになったヤケ酒の女二人は、またもや交番に連れて行かれた。 千春は結婚したい。でも相手が現れない。現れたかと思ったら、昔した約束「35になってお互い未婚だったら結婚しよう」というのは、すでに現実のものではな…
トラックバック:1
コメント:3

続きを読むread more

緑、奥深く――東京スカイツリー「ネイチャーアクアリウム」

水槽の中のさまざまな水草のたたずまいに引き込まれた。東京スカイツリーに併設された「墨田アクアリウム」に入って正面に置かれた巨大な淡水水槽。 その緑の深さ、色合いに強く惹かれた。森の中。さらに水の中。 「何と豊かなんだろう」と。見る者の心に原始の懐かしさを呼び起こし、その中に棲んでいるような錯覚さえ覚えさせる。 TBSテ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

偏見・当世ことば事情17 「ヤバい」――“美味い”ばかりじゃなかった〈生田斗真、涙のわけは〉

「何を今さら」と嗤われるにちがいない。今やふつうの言葉となっている「ヤバい」なんて……。いや、未だ採りあげていなかったことは片手落ちというもの。久しぶりにこのシリーズに還るにあたって整理しておきたかった。それとも、既に取り上げたことがある? なにせ、前回の「偏見・当世ことば事情16 『ピザの“王道”マルゲリータ』」を掲載したのは、去年の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

コトバのチカラ――TBS「運命の人」第4回

「ひそかに情を通じ、これを利用して」と記された東京地検特捜部の起訴状における一句が、事件を根底から覆した。 沖縄返還時の日米密約(アメリカが地権者に支払う土地現状復旧費用400万ドルにつき、日本政府がアメリカの肩代わりをする)を示す資料を、毎日新聞記者が外務省女性事務官から手に入れた。「密約の存在」を糾弾する記事を書き続けたが、政…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

そっちはそっちで… ――「最後から二番目の恋」Ⅳ

同年45歳の千明(小泉今日子)と典子(隣家「古民家カフェ」長倉家の長女で専業主婦)が千明宅で飲んだくれるのがこの日のクライマックス。家庭を持たない女と、家庭に浸って油断していた女。互いの辛さを酒でほぐし、ともに嘆く。 自分たちアラフォーのアジトの店にキャピキャピ脚本家栗山はるか(益若つばさ、怪演)を迎えて、千明と友人二人(…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

“KYON×KYON”二重写しに――「最後から二番目の恋」Ⅰ~Ⅲ

ドラマ初回の冒頭――。寂しくない大人なんているだろうか……寂しいながらも明るくするのが大人と思っていた……寂しいから不幸せなのではない……人は一人で生まれてきて、やがてひとりで死んでいく……つまり人生ってやつは元々寂しいものなのかもしれない。 その役柄が小泉今日子45歳の生き方そのものを行っているかのように錯覚されてしまう、フジテ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

真木よう子という存在――TBS「運命の人」第1回

TULLY'SのCMで見かけたのが始めだったか。テレビで流れる前、街の自動販売機の側面にその姿が映されていた。名前など知る由もない。それが知れた。「運命の人」で。 街中で恥ずかしげもなく、販売機の側面をデジカメで撮ったものだが、どこのファイルに紛れ込んだやら、見つからない。この口惜しさ。 短髪。かすかに、形には表れない皮肉な…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

若沖とJ.ポロック――視線の先は

江戸中期、京の絵師・若冲の見つめる先にあるものは、ひょっとするとJ.ポロックの描こうとするものと表裏一体なのではないかと感じた。「若冲ミラクルワールド」第1回・第2回(NHKプレミアム1月14日)〈注1〉 人は笑うだろう。極彩色で具象の極みを描く若冲と、物の形を描くことを捨て、線と点の集まりと連続のうちに何ものかを求めようとするポ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

同じ人でも――ニュース7~ブラタモリの久保田祐佳アナ

いつごろからだろうか、人形みたいにキレイなお嬢さんが7時のニュースを読んでいた。正しい発音、明瞭な言葉、クセのない口の開き方、閉じ方。生真面目で、少しお固そうな、NHKアナウンサーの教科書から出てきたかのようなひと。こんなに繊細な人が最高度に緊張している様子。NHK看板の7時のニュースを続けられるのだろうかと、余計な心配をしていた。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今にして、由紀さおり

時代が求めていた声音なのだろうか。今の日本の若者は知ることのない由紀さおりさんの歌声が、さいきん欧米で大流行りだと、この週末に知った。来月はアメリカのコンサートツアーの強行軍が控えているという。(TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」2011.11.28ほか、および http://ameblo.jp/saori-yuki/) し…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

正論より理不尽――深き智恵<はやく起きた朝は…>

「結婚して8年目です。うちの亭主はケータイのゲームにハマっています。帰宅するとすぐに始めて、食事中も、寝床に入っても、わたしに運転させて買い物に行ったときも、遊園地で乗り物に乗っているときまで手から離しません。どうしたらいいでしょうか」という相談のハガキに、間髪を入れず松居直美が語りはじめる。 わたし、このごろ思いついたの…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

不意の涙、雨宮塔子――「チューボーですよ!」

なぜだろう。とつぜん顔が、泣き崩れるのをこらえてこわばり、ながらく目尻をおさえていた。TBSテレビ土曜夜の「チューボーですよ!」。ゲストは雨宮塔子。 パリで暮らす様子を「(料理の)巨匠」堺が言葉を重ねてたずねていた。 「中山美穂さんとか中村江里子さんなどとのお付き合いはあるの?」 応えて、 「パリという、知り合いがい…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

「モヤモヤさまぁ~ず2」:ドライなセクハラ

「モヤモヤ」という題名が、ぬるーい、力を抜いた街歩きにぴったり当てはまって、ともすれば寂しく、秋の日暮れ、やりきれない週末の終わりぎわに、安らぎをもたらしてくれる。 さまぁ~ずの二人。自宅でぶらぶらしていて、ロケの時間になったからそのままの格好で現地集合、そのままの気分で住宅地とも商店街ともつかない、目立たない町を歩く。ふと気にな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

SMAP――中国公演、雨中全開

一流のシロウト 一流の二流 最高の二番手 ――中居は“プロフェッショナル”の意味をきかれ 自分たちの目指すものを答えて言い切る 歌う。しかし歌手とは言い切れない彼ら 踊る。しかしダンサーという職業ではない 演ずる。またしかし、俳優専門に活動するわけではない 同じく「プロフェッショナルとは?」 前線から逃げない。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「5チャンと7チャン」対「10チャンと12チャン」の悩み――またはジジイの居直り

ようやくすこし慣れてきたと言えるだろうか。デジタルの局番順に旧6チャンネルの前後に割り込んできた旧10と旧12の存在位置。 どう考えよう、どう捉えたらよいか、新しいテレビ番組表の並び方に早く適応するのには。思わしい答のないままに過ごしたこの一週間。 迷ったのは二案。すなわち、一つは「これが新しい体制で、今までの並び順は忘れる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

番組表に悩む

新聞のテレビ番組面をみて面食らったこの朝。アナログ放送が終了するから当然といえば当然だが、民放の配列が地デジ局番のとおりに替わった。テレビ朝日がとテレビ東京がTBSテレビの両脇に。したがってフジテレビはもっとも右に配される。 これは読売新聞のことで、朝日新聞は久しく以前からこのとおりになっていた。両親宅に行くたびごとにてこずったも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

パティシエなんかじゃない。菓子職人です――川島なお美夫妻の関係って…

女優と共に暮らすパティシエとは、どんなにか華々しく洒落て洗練されている男だろうと思うのが普通だろう。人によっては反感さえ覚えさせて。 「そういえばそんな人がいたな」と、ノンアルコール・ビールでの晩酌のあいだ、何となくテレビを眺めていた。「ぴったんこカン・カン」7月8日放送。 が、その鎧塚パティシエが行きつけのサウナで安住アナ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

墨壺の孫八――八年ぶりに会って別れて

言うまでもなく「鬼平」に登場する盗人の親分である。そのあだ名の通り、若い頃は大工をしていた。昔建てた商家の詳細な絵図面を基にして“きれいな盗み”をはたらく。 彼の下で“ひきこみ”をしたことがあるおまさによれば、一度これと見込み、いっしょに“お勤め”をするときめると、手下をみじんも疑うことはない。捕らえられることを恐れない。昔から妙…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

人の世の中というものは――鬼平感懐

若い頃の道場仲間が下帯を解いた姿のまま後頭部を殴られ、侍らしからぬ殺され方をした。そんなきっかけで始まった犯科帳。落着して後、役宅の縁側で煙草をふかしながら、しみじみと語る。吉右衛門の貫禄がその科白を納得させてくれる。 「それが浮世の仕組みというものであろうよ。人が何かすると必ず報いがある。良くも悪しくもだが……。その当たり前のこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

梶芽衣子の目――「女囚701号 さそり」から「鬼平犯科帳」に

彼女を最初に見たのは「女囚701号 さそり」東映1972年だった。物語は覚えていないが、イメージはそのときから変らずにいる。 表情のない、しかし張りつめた目。見開かれて虚しく、寒々とした眼差し。その視線は己の中に向かうしかないのか。終始、顔面の表情は変らず、無い。まれに笑うような場面があっても、それは、フと息を吐くだけで、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

西郷輝彦芸歴47年――年齢の不思議

聞き覚えのある前奏が勢いよく流れてきた。「ん?“星のフラメンコ”か?」。……果してすぐに「好きなんだけど~~チャチャチャ」と続いた。懐かしや。 いつもならばすぐチャンネルを変えるところだったが、なぜかそのままにして夕食後の片づけを続けた。ときどき手を休めて画面をのぞく。17日夜のNHK「歌謡コンサート」。 もう、ずいぶんトシ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

習慣を思う――テレビ欄の配列から

1NHK 2NHK教育 4日本テレビ 6TBSテレビ 8フジテレビ 10テレビ朝日 12 テレビ東京――長年見慣れたテレビ局の配列。日頃購読している読売新聞は、この順によっていて、なんら疑いもない。 先に両親宅に一泊、その新聞のテレビ番組欄を見て一驚した。テレビ朝日が「5」、テレビ東京が「7」として、「6TBSテレビ」の前後に配列…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

笑い声かろやかに――ACのCMから

子宮頸がん、乳がんの検診を勧める公共広告機構のCMが、ようやく止んでくれた。 震災のニュースの合間に繰り返しくりかえし流れてきたこのCMには、視聴者は食傷していたことだろう。なにより、毎日毎時、母娘の姿が全国で放送され、自分たちの過去が語られ、入院中の写真まで映されて、見る者に飽きられる仁科さんたちが一番迷惑していたのではないだろ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

掘り出し物――思い出の流行歌・懐かしの昭和メロディ

NHK7時のニュースは、原子炉の構造と機能と被害を被った現状を説明するばかり。 「だからナンなのだ!」と言いたくなる。 ほかの局といったら、これまたどうでもいいクイズやバラエティにドラえもん。しかたなくテレビ東京の「思い出の流行歌64曲」(3月25日)にチャンネルを合わせた。 「モウ、いいかげんに、ゆっくりさせてくれ」といった…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

偏見・当世ことば事情16 「ピザの“王道”マルゲリータ」

「王道」という言葉、それだけをとりあげれば、立派な日本語。 しかし、使い方、それが指す対象によって、この言葉が下品に、おとしめられて聞こえてしまう。――そんなことに、ここ一、二年ほどか、出遭うことが多い。 思うに、近年、本来の「王者のとるべき道」の意味から派生して「典型的、代表」という意味で使われている。表題のように。 …
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

付かず離れず――B’zの二人

そのメロディーには馴染めない。歌詞?、もとより興味がない。こんな門外漢が「B’zの創作舞台裏」アンコール放送(NHKテレビ、2011.2.25)に観入っていた。 互いのあり方について同じ見かたをしているのが、空前のヒットを続けている原動力なのだろうとみた。 ギター・松本孝弘は言う。 「相手に『ナイんじゃない』、と言うことは…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more