八戸の六日町『南部屋食堂』のことーー弟への便りから

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ノブさんへ きのうの十和田湖の朝は曇って寒かったけれど、奥入瀬の川を下り始めたら日がさしてきて、八戸までバスが2時間走るうちにすっかり夏空に変わっていた。

街の写真のうち水色の洗濯屋の隣りはこれでも食堂で、うまい支那そば(煮干し)、ざる中華や炒飯、そして日替わり定食(きのうはハンバーグに揚げ物のスパゲチ添え、焼き魚、ホタテ味噌汁と飯)が400円。冷やし中華500円。あとは稲荷寿しくらいしかない食堂なんだ。

こっちと同年くらいの婆さまが一人でやっていて、ゆっくりだけど丁寧にこしらえてくれるんで、いつも寄ってる。北方系美人(ーー北東北に多いといわれる)だけど至極控えめな婦人で、地元言葉丸出しの不釣り合いがイイんだ。

ラジオもテレビもなく、近所の年寄りたちがおとなしく待って、静かに食って、空いた食器を下げ、入り口の代金皿に銭を置いて帰っていく。

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ーーこんな八戸が好きで、安い切符が使えるときは、いつも立ち寄ってるんだ。

検索してたら、こんなブログがあった。この土地の食堂が3軒紹介されているのだけど、南部屋食堂の他の2軒も行ったことがあるのには、我ながら呆れているよ。
http://www.sairosha.com/mesi/taishu/aomori.htm#nanbuya

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追伸
北方系というのは、遠い遠い昔の「血筋」のことだからね。樺太をつたって渡って来たんじゃないかな。いつか「ケンミンショー」か何かで聞いた気がする。

おれが学生の頃、阿部なをという料理の先生がNHK「きょうの料理」に出ていて、よくみていた。著書もたまに開いて、ふだんの料理の参考にしている。添付写真左下の婆さまなのだけど、八戸の食堂の姐ちゃんがよく似ていてね。

こういうはっきりした顔立ちの女性を青森ではよく見かける。男はどうか、興味ナシ(笑。秋田美人新潟美人もこの流れなんだろうか。いずれにもほとんど行ったことがないので、よくわからない。

上野にあるこの写真の飲み屋は、なをさんが開いた。去年の夏だったか初めて行ってみた。いい店だよ、下戸のあんたにご縁はないだろうけど。

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いま気がついたのだけれど、ここに写っている徳利の「桃川」酒造?の超高級な大吟醸だかを、このたび民宿で飲んだーーというか、それまでに安いけど滑らかで旨い「十和田おろし」とかいうのを飲んでいて、最後の晩にまた酒をと頼んだら、「もうなくなっちゃって、ちょっとお高いんだけど、これでよければ…」と、オヤジがおずおず持って来るんじゃ、断りもできないワ。

帰りにもらった勘定書に何と「2,000(300ml)」とあった。一泊二食5,200で過ごしたちうのに(泣笑。おれは酒の味なんて、ある程度以上なら区別はつかんのにサ。3泊で散々飲んで食って温泉を独り占めして20,500だからマアいいや、と思うことにする。

八戸で締め鯖を買ってきたけれど、もし食べたかったら、どうぞ取りにきてください。おれはきのう午後に現地でタラフク食ったから、いい。愛媛のミカン業者直売の何とかオレンジという甘いのもまだあるんで、どうぞ。明日午後は飲み会のため不在。

ホンジャ!

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