ハクモクレンの並木道、午前午後ーー横浜本牧行 1

横浜元町から本牧通りを南下し、本牧三之谷にさしかかって大きく右に曲がると、また真っ直ぐの道がしばらく続く。右側の広い歩道には白木蓮の木が連なっていて、この時季には見事な眺めとなる。

この通りには電柱がないので空が広く、晴れていれば青空を背景に純白の花がくっきりと浮かび、曇り日には和らいだ花の白さと雲の灰色のなだらかな対比が楽しめる。

見頃は3月の10日過ぎなので、この冬は暖かかったから少し出遅れたかと、気を急かせながら出かけたのが、去る12日のこと。

バスの経路を気にしながら乗っているうちに、本来の目的を忘れて三溪園に行くつもりになっていた。

本牧の停留所に着き、左折すれば三溪園だと思った時、バスの前に伸びる道に白い花が咲き誇っているのが見えるではないか。「あ、いけねー」と目がさめる思いで、運転士さんに声を掛けて待ってもらい、慌てて降り立つのだった。何とも愚かしい。足の向くままの散歩や成り行きまかせの旅ばかりしているせいに違いない。

この二日前、住んでいる新横浜の公園でオカメ桜がよく咲いていたので、本牧通り裏手にある図書館の玄関先の桜も同じだろうかと、まず確かめにゆくと、はたして満開の状態だった。いつも白木蓮と同時期かと問われると、自信はない。

着いたのは十時過ぎ。これ以上の咲きかたは望めなかった。穏やかな天気が続いていたので、はなびらの傷みもない。

ひとわたり観たあと三溪園に移り、通りに戻って遅い昼食をとって、帰りのバスに乗る頃にはすでに陽はだいぶ回っている。木の反対側が日に当たっているので、はじめ来た時と見え方も違う。

また撮影することになるが、すでに歩き疲れ、蕎麦屋でもらった酒も効いていたので、早々に切り上げるほかないのだった。

停留所のベンチに腰掛けていると、小学生たちが目の前を通り過ぎてゆく。戯れながら行ったり来たり、付いたり離れたり、また話しこみながら、もちろん一人の子も。

この時間からして高学年なのだろう、いずれも足どりは頼もしい。ランドセルの色も服装もさまざまで、いつも見慣れている中学高校の一律に無表情なドブネズミ供とは、まるで違う。

そういえば、この停留所でバスを待っているといつも子供達の帰り姿を見るような気がしていた。

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