新春立ち飲み日記@野毛ーーとはいえ、スミマセン!去年のお話

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正月の人混みもおさまったかと、久しぶりに横浜野毛にある立ち飲みの『石松』さんに参上したのは昨日の昼過ぎ。

いつもクールなリーゼント髪のお姐さんに会うのは半年ぶりくらいだろう。昔から年齢不詳のこのひと。こちらも月に一度くらいしか行けないので仕方もないけれど、あまり顔を見ないので心配してたんだよ姐さん、ほんとに。

常に感情を外に出さない彼女が控えめな笑顔で、はにかむように「今年もよろしく」と声かけてくれるのが、爺いには単純に嬉しい。もう二十年以上も通っていれば、そのようなものか。別にそれ以上の会話はないのだが、こんな呑み屋と客の関係からすれば、ひと言の挨拶で気持ちは温かく満ち足りてしまうので。

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いつもと同じく「イカ納豆」に塩を振ったのを肴にウーロンハイをやっているうち、卵の黄身に目がいって、「これで鯛刺しをやってみるか」と思いついた。宇和島風の鯛飯の気分で。真鯛の刺身は400円。黒鯛刺しもあったが、味がどう違うかは分からない。

ところが、姐さんに頼んでからだいぶ経っても届かない。催促するのは嫌いなので、注文がうまく通らなかったかと諦めて、あらためて何か揚げ物でも頼もうかと思案しているうちに、鯛刺しが来た。

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案にたがわず大正解の美味しさだった。

となりに立っていた爺さんに、「これ旨ぇから、ちっとやってみな、黄身と醤油たっぷり付けて」と勧めてやった。お返しにもらった鶏わさは、控えめの湯通し加減で、これまた結構なものだった。

これをきっかけに賭け事好きの爺さんの話を長々と聞くうち、焼酎の量がタンブラーの四分目まで入っている350円のウーロンハイは二杯目となるのだった。

余計なことながら、この焼酎は正午の開店ころに行くと、姐さんが慎重にタンブラーに注いで、棚にずらりと二十杯ほど並べているのだ。注文が入ると、これに緑茶なり烏龍茶を注ぎ、氷をすこしいれてくれる。三杯飲むと危うくなる。

かなりきこしめしての帰り際に調理場の父っつあんとニイちゃんに「ごっつぁんでした!」と声をかけると、「今年もどうぞよろしく」と、ふたりから声が返って来た。

つごう1,500円ほどで気分上々となり、地上に出ると昼も盛り。三時の約束までまだすこし間があるので、人影まばらな野毛の街をぶらつくのだった。

(ーーその末に、一夜明けての今、鎌倉材木座の食堂兼木賃宿にて宿酔未だ醒めず……)




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