テーマ:料理

友と京都で 5ーー柄にもなく京都嵐山天龍寺『篩月』にて

半世紀以上も経て、小学時代の同級生と再会したのがこの春、恩師をお招きした会でのこと。おたがいに一目でわかる。 色々話せば、長く京都在住という。これは好都合。 このほど、同地に数日滞在することが決まった時に連絡すると、昼食時なら会えるという。まだ現役勤務の身なのだ。 口数は必ずしも多くはない。深い事情あって、昔から苦労し…
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本格の精進料理、ご馳走になるーー柄にもなく京都嵐山天龍寺『篩月』にて

半世紀以上も経て、小学時代の同級生と再会したのがこの春、恩師をお招きした会でのこと。おたがいに一目でわかる。 色々話せば、長く京都在住という。これは好都合。 このほど、所用で同地に数日滞在することになったので連絡すると、数時間なら会えるという。 口数は必ずしも多くはない。深い事情あって、昔から苦労している男なのだ。こち…
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電池が切れた、カメラ失くしたーー板室温泉だより 1

ノブさんへ こちら栃木の板室は雨降りの朝で、ちょっと寒いほど。 金曜に故幸子の寂しい納骨に立ち会い、それを口実に那須と日光でぶらぶら撮影の火曜日までなんだけど、ケータイの電池が切れちまった。何と充電器を持ってきていない。ついでがあったら、おっかさんに伝えてください、心配するといけないから。 木曜の晩に酔っ払って帰…
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昨夕からさっきまでーー放浪メシ、外と内

年金事務所でのあまりに低次元で能率の悪い事務の進め方に腹を立てたものの、なんとか我慢を通し、鰻の『竹葉亭』から流れ流れて憂さを晴らしての帰り道。 横浜・東神奈川の中華料理店、その名も『李白』では北関東弁(わたしの “生まれ言葉” とほぼ同じ)が通じるので、これからも足を運ぶことだろう。 ……。 このごろは夜の風景ばかり…
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あのときのアサリ、今年のアサリ

いまを去る4年前のことーー。4月14日。 昼メシ。おととい購入のアサリの一部をつかって酒蒸しに。 三つ葉はなんと5束100円だったのもの。たっぷり入れて。 桜ご飯は失敗して塩がキツすぎたので、軽く雑炊風に。 芋がらを干したのは、戻して軽く下茹でしたものを、味噌を加えてから弱火で少し煮たもの。子…
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早春日記〈2019年3月9日〉ーー買い物帰りに公園で

すっかり春めいた日差しの下、川沿いの公園でぼんやり。しかし、いまひとつ草木には春の気配が見てとれません。こちらの見る目が濁っているのでしょうか。 S&G の “Old Friends” のようにベンチでじっとしていたわけではないのですが、写っているのが木の陰や薄汚い地面ばかりで、我ながら苦笑してしまいま…
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ひと日のメシ 1

せねばならぬこと、片付けなくては収まらぬことが溜まるばかり。なのに寄り道ばかりしているオレは何なのだと己を苛みながら、またもや成り行きに任せて下らぬことを始めようとしている…嗚呼。 「外食は敵だ!」を実践する日々にあって、それなら自宅でどのようなメシを食べているか。いつから撮りはじめたのか忘れたが、食卓にのせる皿や鉢の記録写真を見…
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上州高崎徒然、あちらこちら今むかし 2ーー『レストラン三好』にて

前置きが長くなってしまった。この夏のはじめ、高崎の街の食堂で昼飯を食った話をしようとしていたのに……。 さて今回、幾度か世話になっている焼鳥の『鳥久』や生蕎麦『大むら』の前を通り過ぎ、北に向かって数分、「中央ぎんざ」というアーケードにたどり着いた。高崎線の車中で検索した『三好』はこの中程にあるはず。しかしこのアーケード、照明灯はあ…
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グダグダ日誌ーー冷やし蕎麦、作って食って、また寝込む

冷たい蕎麦つゆをカレー皿に少なめに張り、蕎麦でも饂飩でも冷たく締めたのを盛って、そこに揚げ玉や煮た油揚げ、胡瓜の繊切りなどの具をのせ、関東では「冷したぬき」や「冷しきつね」として供するのはいつ始まったか知らないが、今や町の蕎麦屋の献立として普通になっている。 それは邪道だと見下し、長いこと盛り蕎麦や素麺をこしらえては啜っていたが、…
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2018ウチナー日誌 7ーー六日目の二。フーチバージューシーの深み

これまで案内書やネット情報で聞いたこともなかった沖縄家庭料理の店『ふみや』は、入口の引き戸を開けると直ぐに靴を脱いで広い座敷に上がるような、気の置けないお店だった。腰痛、膝痛持ちの身には辛い畳の間だが、商売気のないところが気安くてゆったりできる。客は地元の友人、家族連れがほとんど。商用で来沖の内地人がささやかな接待を受けている席もふたつ…
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某月忙日:何やかやで家を離れて  その1「もやもやの日々」

百歳になった義母が入院したという知らせがあって以来、離れて暮らす家族との行き来の中で、オレは一体、いつ何をしていたのだろう…。 書きかけで穴だらけの日誌と買い物レシート、それから折々の記録写真をつなげればハッキリするのだろうが、無論そのような余裕はなく、いまは名古屋から新横浜に戻る新幹線車中で、昨夜眠さを抑えて iPad に取り込…
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2018ウチナー日誌 4――雨中散歩、居酒屋小憩、夕方ウチ飲み慎ましく

もし那覇で暮らすようになったらこういう日々になるのかと、振り返って思うのです。 しかし一方で、毎日続けるのは難しいなぁ、飽きるなぁ…とも。 そもそも、波風なく日々を過ごすこと、坦々と生きてゆくことが詰まらなく思えてしまうので。それが一番のこととは、頭では思いながらも。悟りきれぬところです。 頭と身体がまともに動くときは…
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柄にもなくお菓子を作るーー苦しまぎれのクリーンヒット

腹具合の不調に腰痛が絡みあって、苦しい日々が続きましたが、なんとか回復しました。(治療法はちょっとお恥ずかしいので言えません) 何も欲しくはないけれど、栄養は摂らねば、そして甘いものが食べたいかなと冷蔵庫の中身を思い描いたところ、「お菓子を作ってみっか」という気になって、寝床から抜け出しました。 ひと月ほど前のこと。夏みかん…
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2018ウチナー日誌 3 ――終日こもってメシつくり

前夜痛飲した影響は予想どおりで、明るいうちは寝て過ごさざるをえなかった。 とはいえ「那覇でジューシーを炊いて食うゾ」という執念は強く、さらに「食わねば酔いは醒めんナァ」との思いもあった。しかし長く炊事場に立つのは辛い。 ジューシーとは何か。由来は知らないが、「雑炊」が沖縄言葉として訛ったのだろう。本土のような水気の多い「ぞう…
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〈宮島~広島~尾道~倉敷、のんびりゆったり団体旅行〉その二:広島にまずは1泊

人まかせの旅ではあっても、いや、却ってそのせいでしょうか、宿泊地の広島に着く頃には妙に疲労がたまっていました。 宿に落ち着いてみるともう繁華街に向かう気も起きません。何故なら、市電で5停留所分ほども乗らなくてはならない。いつもの流儀で町歩きをしながら何処か適当な飲み屋に飛びこむ気力がないのです。 辛うじて、広島駅から川を渡っ…
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東伊豆あちらこちら――小田原寄り道 midnight 2 『あい』

『楡』の豪傑ママのお勧めに従って二本先の路地にある『あい』。 最近は酔うと自然に福島弁に切り替わるのですが、姐さんが聞きつけて、何とご夫婦ともに郡山のご出身なのだとおっしゃる。 あんれま! 道理でお通しは、福島県の南東部地域でよく食べられるというジャガイモに油味噌を絡めたものなのでした。呼び方は知りません。 いつだった…
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東伊豆あちらこちら――小田原寄り道 midnight 1 『楡』

八十台半ばとご自分の年齢を自慢するママさんにはとても敵いません。戦後間もなく松竹の劇団員養成所に通いながらキャバレーでアルバイト。佐山俊二、東八郎などコメディアンに可愛がられたと。 元気、快活、そしてタイヘンな酒豪…。お客さんと二時過ぎまで飲んでいても翌朝なんともないのだというのには恐れ入るばかり。こちとら、翌日は夕方まで寝ており…
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フラリと浅草『駒形どぜう』ーー老舗はイイねぇ、このあとも二、三軒……

A さんへ こんばんは。夕方酩酊して帰宅、乗換駅の駅弁売店で買ったいつもの10個300円のワケあり稲荷寿司と今朝漬けこんだ大根と人参の糠漬けを娘と分けて食べたあとひと寝して、さっきようやく醒めたところです。 その売店のおばちゃんが出来た方で、「おいしくお召し上がりください」と言い添えて包みを渡してくれました。それだけで売り値以上…
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野毛『ミツワグリル』Bランチ580円ーー付け合わせスパゲティの塩味にプロの仕事を思う

土曜の深夜に旅先から戻ると当然ながら冷蔵庫の中が頼りなく、日曜は少しづつ残ったものや缶詰、レトルト食品でかえって豊かに食いつなぎ、買い物グルマを引いて桜木町の地下鉄駅上にある八百屋『浜っ子』で安い野菜果物をどっさり仕入れて、ひと安心の昨日。 八百屋の下の階にある立ち飲み屋でちょっとやって、あとは成り行き……というのが習わしながら、…
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放浪六日。淡路島に行くはずが 3ーー三日目は高松~児島~鳴門と慌しく。また改めて「旅」について

はじめ、この日は成り行き次第で朝からか昼からか鳴門に向かい、その町の匂いと佇まい、人びとの暮らしぶりをのんびり窺おうとしていた。予備知識は、むろんのこと、ない。 老人の旅は殊に、前もって予定を細かく立てても、その通りに事を運ぼうとすると窮屈になっていけない。計画の細かなキズを後悔するのでは、まるでシゴトになってしまう。 可能…
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京都でボチボチ泣きごとばかり3ーー『新福菜館本店』、細モヤシのこと等々

「きょうは朝ラーでいくか…」と駅の近く、宿から線路を越えてすぐの『新福菜館本店』に入ったのが朝の九時過ぎという大寝坊。気分が優れなかったのは、めずらしく前夜遅くに寝酒などしてしまったもので。 その店名に加えて駅裏という場所からして何かひかれるものがあって、以前から訪ねてみたかったのだが、有名な店らしくて行列のないときがなかった。も…
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京都でボチボチ泣きごとばかり2ーー立ち飲み屋でへこたれ、寺町通り『鳩居堂』で回復

先月、雪の会津からの帰り、次の京都行きにあたって計画らしきものを立てようとしていた。が、すこし考えたら、それは無意味であることを覚った。そもそも名所旧跡を “観光する” のは主義ではない。人混みも嫌いだ。そして今回の日程は、「ウォーク大会仕様」のために週末なので、なおさらそういった方面に足を向けるのは辛い。 初日の昼、『萬福』のラ…
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会津の柳津2ーー一泊二食にソースカツ丼

いつも素泊まりの自分にしてはめずらしい夕食付き宿泊は好結果。 揚げたての天ぷらや、質素ながらしっかり昆布の出汁の出た湯豆腐。生湯葉。また、具はむろん地味ながらも上品な味わいの茶碗蒸し。ことに川魚を煮たものは、下顎の骨だけ残して丸ごと食べきれるほどの柔らかさと旨さで、給仕の方に伺ったら、素焼きしてから煮るということだった。 …
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おらがソバーー東神奈川駅上り線ホーム『日栄軒』

もともと立ち食いソバを好む。外出したとき、立ち飲みでウーロンハイとイカ納豆などで景気をつけたあと、町の中華屋でふつうのラーメンにするか古い蕎麦屋や立ち食いソバ屋を探すかでいつも悩んでいる年金暮らしの身なので。 数ある立ち食いソバ屋のうち、いま最も好んでお世話になるのが、JR 京浜東北線の東神奈川駅構内にある『日栄軒』。大正7年創業…
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盛暑うろうろ博多日記・二日目ーー太宰府天満宮から上川端商店街の博多ラーメンに

福岡空港に到着したときの気温は34度。いやはや参ったものだが、翌2日目もまたカンカン照りで、坊主頭のこちらには帽子が欠かせない。 太宰府天満宮お参り。中国語を話すお客さんが多い。門前町にある「天領焼」窯元のご主人に尋ねたところ、ここ二、三年のことという。さすれば大陸の方々だろう。日本人の客はほとんどいないので、彼らで保っているよう…
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盛暑うろうろ博多日記・初日――なぜ博多? 足代・宿賃が安かったこともあるが…

その男、立派な見識と社会人としての良識を備え、着実な働きぶりを見せてはおりながら、性格はやや気弱で引っ込み思案な反面、尊大で勿体ぶりたがる面もあるという厄介な性分ではあった。5歳ほど年下で、彼の就職以来長く付き合ってきた。職場が離れてからはやや疎遠にはなったが、たまに会うことがあれば、互いに抱く感情は変わらず、穏やかで和やかなものであっ…
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十和田の人々みな穏やかに 2――食堂『味一番』初日の昼;食堂について

食堂。この言葉の響きは温かく、やさしい。その存在は、今や希少になりつつある。今の日本の飲食業界、なべて専門化と個別化、あるいは企業化とマニュアル化の流れの中にあって、地味な存在感を秘めながら、「よろず食べ物作ります」の穏やかな心を、さりげなく差し出してくれる。 ふつうの日本の食べ物を、気取らず飾らず、正直にこしらえて、食べさせてく…
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那覇滞在記 2  市場と宿を往復の日々  付:ワタシの旅行観

その土地の皆さまが昔から食べている材料を昔ながらの市場で、またスーパーで仕入れ、自分なりに三度のメシをこしらえる。名物料理を外食するのは高くつくので避けていて、「本場の味」を知らないから、気楽なのサー。 じつのところ、この身の旅は、年に一度ほどの那覇滞在がその理想形のひとつといえる。 毎度書くように、観光は嫌いだ。名所旧跡見…
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NiHao 台湾!〈高雄編〉5 台湾はグルメ番組花ざかりーー調理人たち

台湾のテレビ番組のなかでは料理番組が目立つ。その本数の多さ。内容が豊富で多様なこと。 そして何より、料理について語る人々の造詣の深さと情熱には唖然とする。ある料理人は代々継がれた伝統を強く意識して牛肉スープを煮、またビーフンを製造する。また或る若い串焼き職人は材料の吟味と焼き方の調整に心を砕く。彼らの料理への打ち込み方は尋常ではな…
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捨てるものなんて、ないさ!ーー出し殻は佃煮に、それを煮た鍋でウドンの汁を;ウチの出汁事情

いつもはズボラして顆粒のダシの素を使うが、ときには煮干で出汁をとることがある。この作業は楽しい。単純作業の歓びと、モノをこしらえる嬉しさが、ささやかながら味わえる。 頭をはずし、背中から爪で割って赤黒い腹ワタを取り除く。煮るとヒラヒラ浮いてしまう余計な皮の部分をきれいに掃除すると、残るのは、言わば “イワシ節” である。 わ…
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