テーマ:日記

旧東海道神奈川宿散歩ーー埋立地の貨物駅、消えた市民酒場から街の中華屋までまで

風呂釜の調子が悪くて二晩ほど湯に浸かれず、全身がだるいので、横浜港東神奈川の岸辺にある日帰り湯を久しぶりに訪ねてみた。 屋内ではあるが外壁が半ばなく、露天風呂ともいえる温泉は、東京から神奈川にかけての海浜部に特有の緑褐色の湯は滑らかで心地よい。 スポーツジムを併設するこの施設は客も少なく、この近隣のベイエリア(イヤな言葉だ)…
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木の俣川を渡り、温泉場へダラダラ歩きーー板室温泉だより 2

日に何十キロも歩いていたのは昔のこと。そのつもりになれば、速歩、長距離歩行もできるのだろうが、今はのろのろと歩きながら目にとまるものをトックリと眺めるのが常となっている。 「どこかへ行く」ことよりも「目の前にある興味深いものを見逃してはもったいない」という気持ちが勝っているのか、歩くのが辛くなっているのか。いや、どちらも当…
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電池が切れた、カメラ失くしたーー板室温泉だより 1

ノブさんへ こちら栃木の板室は雨降りの朝で、ちょっと寒いほど。 金曜に故幸子の寂しい納骨に立ち会い、それを口実に那須と日光でぶらぶら撮影の火曜日までなんだけど、ケータイの電池が切れちまった。何と充電器を持ってきていない。ついでがあったら、おっかさんに伝えてください、心配するといけないから。 木曜の晩に酔っ払って帰…
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我が楽園『豊年屋』ーー梅雨前の午後、行き場なく

横浜鶴見の馬場花木園で散策休憩ののち、いつもの蕎麦屋に。暑さを感ずるこのごろは冷や酒しか飲めなくなった。ビールが腹に合わないので。 ヤマト運輸の下請け配達をしている蕎麦屋のオヤジさん、今日の分は終えたらしく、新聞に目を落としている。おかみさんは買い物に出たという午後三時過ぎ。 そういえば昼メシがまだだったので、いちばん手間が…
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時季外れにてーー桜、福島の三春町 4/遅い昼酌、夕べの桜

16時台の列車は出たばかり。次のはやり過ごして18時26分発に乗ることにすれば、ゆっくりできる。なに、郡山まではふた駅。そこから福島までは普通列車で30分ほどだから、心配は要らない。どこかでラーメンを食って寝ちまえば、今日はお終い。 ーー食堂『おかもと』で冷や酒を啜りながら時刻表を見て思うのだった。むろん他に客がいるはずもなく、「…
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三春の桜、四年前

脚全体が重くてダルく、寝ているのも辛い。用足しや付き合いのための街歩きに飽き飽きした。 今、朝の五時。埼玉浦和の新しい街なのだろう、美園という土地にある駅前の東横イン。ふたつ年下の従妹が急逝し、泊りがけでお弔いにきたもの。 先月に逝った老父の後片づけも終えきれぬというのに、参った参った。 景気づけに福島三春の桜、ただし…
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昨夕からさっきまでーー放浪メシ、外と内

年金事務所でのあまりに低次元で能率の悪い事務の進め方に腹を立てたものの、なんとか我慢を通し、鰻の『竹葉亭』から流れ流れて憂さを晴らしての帰り道。 横浜・東神奈川の中華料理店、その名も『李白』では北関東弁(わたしの “生まれ言葉” とほぼ同じ)が通じるので、これからも足を運ぶことだろう。 ……。 このごろは夜の風景ばかり…
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鎌倉・鶴岡八幡宮神苑の牡丹、4月19日。その2(付 牡丹園まで)

気まぐれと成りゆきでの宿泊のあと、夕方にある友人達との飲み会まで時間つぶしをどこでしようかと考えあぐね、江ノ電の駅で見かけたポスターから「そうだ、(京都!じゃなくて)鎌倉ボタン園、いこう」と思い立ったまでのこと。 その前に途中の江ノ島に立ち寄ったものの、階段を上る神社やその先にある庭園、また相模湾に面して並ぶ趣きある食堂まで足を進…
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「長屋の花見」ならぬ「寝床の花見」で親の死を思う

たくあんを玉子焼きに見立てたのを「大家さん、玉子焼きとってください……尻尾じゃないとこ」というのが長屋の花見なら、くたびれ果てて寝込み、近所の公園に出かけることもできず、去年撮った写真を iPad で眺めて「寝床の花見」をしています。今年は窓の下に見える染井吉野もまだだいぶ散り残っているので、線路向こうの枝垂れ桜たちもまだ去年のこの頃、…
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ここ二、三日は桜を撮れずにーー鎌倉辺りであちらこちら

寒さのせいか、父の葬いに係る用事に追われるせいか、桜の木が目に入らない。たまに見えても写す気がしない。 予定では、今日から身延の桜を観に行くはずだった。 初めて入った鎌倉大町の蕎麦屋『東京亭』の奥さんに、何処を回って撮ってこられたのかと問われても、葬儀場で打ち合わせの帰りと俄かには応えにくい。結局いろいろ話すうちに三本飲んで…
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桜の便り 3 @神奈川辻堂・3月22日

蕾が蕾であったのは、まだおとといのこと。荷風先生なら日記に「暴暖」と記されるような今日、同じ樹が一気に六分から七分咲きとなりました。 激変する体調の下、老父の精神は、意識がある時はきちんと筋が通っています。親族、親戚を思いやる気持ちは変わらず、近く結婚する孫への祝い金に気を回し、義妹の病状も心配するほどなので。 そしてなんと…
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夕桜。横浜小机の雲松院ーー今年はこれきり、また来年…生きているなら

禅寺の奥まったところに枝垂れ桜の大木があって、昨年はたまたま二十五日の午後早くに訪れたところ、実に見事な咲きぶりをみせてくれた。世の人に知られぬお寺の桜。 この春は染井吉野の開花が昨年より遅れているとはいえ、父の見舞いの行き帰りや用足し、そして何よりこの身が歩くことを厭うようになり、つい億劫で訪ねられぬままうち過ぎてしまった。 …
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桜の便り 2@神奈川辻堂・3月21日

私事を書き連ねる見苦しさをお赦しください。老父は危篤状態を脱しました。とはいえ当然、先は見えているお話です。 意識の戻った当人は今朝「あのまま眠っていたかった」と真顔で語っていました。が、ほんとうにその時「眠っていたい」と思ったはずもありません。「振り返ってみれば残念なことだった、またもや生き延びてしまった」という感慨なのだと思っ…
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桜の便り 1@神奈川辻堂・3月20日

先ごろ90歳になった父が昨日から起き上がれない。ずうっと寝ているとの電話が、朝早くに母からあった。食も極端に細くなったという。 「これは…」と慌てて握り飯を作って腹に詰め込み、通勤電車に乗るのは久しぶり。 着いてみればまあ、さほどの事もない。声掛けてみれば、ふと目覚め、ふつうに話ができる。 薬の飲み方を確認したら、先週…
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帰り道はいつも寄り道。野毛『福田フライ』は久しぶりーー横浜本牧行 3

本牧通りが賑やかだったという話は聞くが、いつの頃だったか、どのような風俗が繰り広げられていたのだろう。 伊勢佐木町の伝説になっている居酒屋「根岸家」が栄えていた頃と重なるのか、売春禁止法施行の1958年あたりまでだったのか、それともグループ・サウンズが流行った頃までだったか、とすれば、こちらが中学生時代以前のことだから、分かるわけ…
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ハクモクレンの並木道、午前午後ーー横浜本牧行 1

横浜元町から本牧通りを南下し、本牧三之谷にさしかかって大きく右に曲がると、また真っ直ぐの道がしばらく続く。右側の広い歩道には白木蓮の木が連なっていて、この時季には見事な眺めとなる。 この通りには電柱がないので空が広く、晴れていれば青空を背景に純白の花がくっきりと浮かび、曇り日には和らいだ花の白さと雲の灰色のなだらかな対比が楽しめる…
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友へ。帰宅の前日、ようやくお伊勢参り

神宮にお参りする心の準備が整わず、体調も奮わない。「こんな身ではとても神様の前に立てんよ」と鳥羽に引きこもって二日半をウダウダと過ごしてしまいました。帰途につく日になってようやく気が上向いたか、JR鳥羽発6時37分の初電に乗り、ふつうにお参りを果たせました。あの低迷は何だったのかというほど、ごく平静に。 外宮そして内宮へ移り、鳥居…
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早春日記〈2019年3月10日〉ーー税務署へ。帰りは寄り道、早いお花見

いつも税務署から送られてくる確定申告用の書類の中に、今年からは提出用の封筒が入っていないようでした。開封後にずいぶん経っていたので失くしたかと思い、あちこち探した末によく見たら、小さな文字で「今年度から、郵送提出用クラフト封筒は…」という説明があるではありませんか。 電子申告が増え、封筒の必要性が薄れたということなのでしょうか。半…
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早春日記〈2019年3月9日〉ーー買い物帰りに公園で

すっかり春めいた日差しの下、川沿いの公園でぼんやり。しかし、いまひとつ草木には春の気配が見てとれません。こちらの見る目が濁っているのでしょうか。 S&G の “Old Friends” のようにベンチでじっとしていたわけではないのですが、写っているのが木の陰や薄汚い地面ばかりで、我ながら苦笑してしまいま…
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横浜・大倉山公園梅林ーー今年の梅は、これにて打ち止め

余計なお節介でギックリ腰になった事件から半月。助け起こしてやった爺さまのその後を区役所の老人援護担当に確認に行ったところ、状態は宜しくないが、入院はしているとのこと。脚のむくみが尋常ではなかったから…。とはいえ、動けないままの孤独死は避けられたので、良しとします。わたしとしては一件落着としました。 安心して、その足で今年初めての大…
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熱海梅園。一週間前は2月20日ーー現実逃避行、東伊豆 5

今日の南関東のような冷たい雨ならば、お客は少なかろうし、花弁の色も穏やかなことでしょう。が、無い物ねだりしても始まりません。 「まだ満開じゃないわね」と不満をもらし「もう萎れちゃってるわ」と嘆いても詮無いこと。どこに行っても聞かれるのです、こういう声が。 何百株もの梅が一斉に満開になるわけもないでしょうに。そもそも一本の梅で…
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下田は夕暮れーー現実逃避行、東伊豆 1

何やかやと面白くもないことが続いたので、一段落したところで伊豆に逃げ出すこととなった。 ボケの連続で、傍目から見ればさんざんな旅ではあったが、当人は呑気なもので、行き当たりばったり、出たとこ勝負の一日一日が過ぎてゆくのだった。 いかに間抜けであったか……。その一つ。「東伊豆フリーきっぷ」とやらを使って伊東と下田の間が乗降自由…
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今日の外メシーー野毛の『萬里』にて一時間ほど

昼飯と晩酌兼用、午後一時半から横浜野毛の『萬里』にて。 「社長」がギックリ腰で休むと電話が入ったけれど、ひょっとしてここ二年ほど二番鍋を担当している兄ちゃんのこと? そういえば、ちょっとイイオトコのところが「会長」の若い頃に似ているかもしれない。ちょび髭で昔っからパーマ頭の店長さんが奮闘してました。 二杯目の紹興酒を注ぎ終…
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昨日今日、東伊豆をフラフラと

米びつが底をついても五キロの米袋を持ち運びできぬ腰の状態で、二キロのは割高で買う気がしない、麺類は食べ飽きたーーというのは言い訳みたいなもので、ほんとうはメシを作る気がしなくなって、放浪癖が出たまでのことです。 下田の街なかをうろうろの昨日。雨の降り始めを気にしながら河津桜見物の今日。いずれも大して歩いたわけでもなく、12千歩ほど…
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告別式の帰りに薔薇園で梅見、何もかもしっくりせず……

旧職場で同期仲間だった友人の細君が病んで三年半、先日亡くなられた。その最期は奇跡のように穏やかで、苦しむことなく静かに逝かれたという。 告別式のあと、故人と就職試験で隣り合わせて以来の仲というこちらの妻と共に帰る電車の中、喋り続ける女とウナダレて聞くだけの男の図。他人様はただのカカア天下と見ていたのだろう。 猫が待っているか…
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温泉をハシゴしてゲストハウスにーー「日帰り温泉」のはずが……その3

午後もまだ二時前。いつもの日帰り湯、一の湯本館に客の影はない。 昔の温泉の姿がそのままに残る浴室は、今どきの温泉とは趣が異なり控えめな広さであるだけに却って、ひとり静かに浸かっていると、じつに落ち着いた心地になれるのが有り難い。 湯から上がって身支度し、大きな囲炉裏のあるロビーでいつものように缶チューハイをす…
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三日目は黄葉の定山渓で倹約旅ーー幼な馴染み男女八人札幌行き 2

冬の北海道、毎度ながら室内の暑さには閉口する。客のいない町はずれの居酒屋などでは稀に寒さを感ずることもあるが、南関東に住み、二十度に満たぬ乏しい暖房の中で過ごしているこちらのような者にとって、ホテルや食堂の暖房は苦痛ですらある。 もっともそのような感想は、旅行者の勝手にすぎず、その地に暮らし続ける方々にとっては、肉…
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いやはや、こちらがSOSーー横浜大倉山の梅見に行けず、爺さん二人痛む

梅園に行く途中、図書館にある「再利用コーナー」に古本を置いてこようと出かけたまではよかった。 図書館近くのコンビニ入り口に爺さまがへたりこみ、若い店員が抱き上げようと苦労している。 手伝ううちに、こちらの腰が抜けてしまった。ほとんどギックリ腰の再発という状態で。 すぐ近所に一人暮らししているというので、あんパンやヨーグ…
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薄氷張る年の瀬、日暮れ時ーー横浜の小机あたり

臥龍山雲松院の池には薄氷。正月の準備で忙しくしていらした和尚に伺うと、前日の寒さで張ってそのままとのこと。おそらくこの時期、池の面に日は差さないと思われる。お寺は山に囲まれており、北に開けているので。 新横浜公園のはずれにある欅の木立には落ち葉が散り敷いていた。フランス映画『仁義』で、逃げるアラン・ドロンが刑事役のイブ・モンタンに…
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札所「観音院」を訪ねるーー秩父訪問余話 6

宿と町の居心地が良かったので「もう一晩お世話になるか…」と若い女将さんに尋ねてみると、幸い空きがあったので、素泊まりでお願いした。 気持ちと時間にゆとりができた。丸一日かけて札所31番の観音院に行けるという贅沢。贅沢のついでにバスで行ってしまおう。停留所からお寺までさらに3キロ近くあるから、まあ許されるだろうと思って。 何年…
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