東伊豆あちらこちら―小田原寄り道 midnight 3 『ゲストハウス Good Trip』
宿に戻って寝ようとして入り口の扉を開けると、泊まり客のほか近所の方、いずれも三十代とみえるちょっと洒落た連中が和やかにお茶や酒を飲んでいるので、夜飲みの三軒目は “宿飲み” ということになってしまう哀しいサガまたはアル中なのでした…。
ほとんど原価のオイルサーディン缶を温めてもらい、Jack Daniel’s のソーダ割りでいい気分になって若者たちが盛り上がっている藤沢にある牛乳ラーメンの話に割り込んだり、ハーブティの売り込みで各地を巡っているらしいこれもお若い方と北海道の庭園の話題を交換したりと、翌朝の二日酔いは必定だ〜とボンヤリ自覚しながらもなお柔らかい味わいのジン Tanqueray が棚にあるのに目がいってしまい……。
こちらが夜食用に買い込んできた「緑のたぬきそば」を取りだすと、泊まっているのか常連のお客なのか判じかねる女性が湯を沸かして注いでくれる楽チンさ。
この方の親切で自然な振る舞いといい、宿の主人兼バーテンさんの肩の力が抜けた物言いといい、“ゆるい” 役割分担や他人とのあいだの垣根の低さが妙に心地よく感じられ、これがゲストハウスというものかと、勝手に納得するのでした。
カプセルホテルには昔からイヤというほど泊まってきましたが、こうした山小屋式でロッカーもない二段ベッドに街中で世話になるのは初めてのこと。客が少ないので、上段を当てがわれることはなかったのは幸いでした。酔っ払っての上段泊まりは、じつに危険なので。
向かい側のカーテンの中は、放浪旅中とみえる西洋人で、下のロビー兼バーではずっとパソコンをにらんでいました。何を見て何を考えていたものだかーーまあ、思いやっても詮無いことですが。
一泊3,000円ほどで色々なことが眺められる夜でした。
ーー早朝、まるで家出するかのように玄関の扉を静かに閉めて、24時間営業の居酒屋で鶏皮焼きとミニお好み焼きでの焼酎一合チビチビに始まり、行先も決めぬまま東海道線下りに乗って車内で宿探しと予約。あわてて小田原で降りると、お城跡で梅見物と昼寝、そして飲食すること数軒の贅沢…。長かった一日もようやくお終い(フゥ)。
ほとんど原価のオイルサーディン缶を温めてもらい、Jack Daniel’s のソーダ割りでいい気分になって若者たちが盛り上がっている藤沢にある牛乳ラーメンの話に割り込んだり、ハーブティの売り込みで各地を巡っているらしいこれもお若い方と北海道の庭園の話題を交換したりと、翌朝の二日酔いは必定だ〜とボンヤリ自覚しながらもなお柔らかい味わいのジン Tanqueray が棚にあるのに目がいってしまい……。
こちらが夜食用に買い込んできた「緑のたぬきそば」を取りだすと、泊まっているのか常連のお客なのか判じかねる女性が湯を沸かして注いでくれる楽チンさ。
この方の親切で自然な振る舞いといい、宿の主人兼バーテンさんの肩の力が抜けた物言いといい、“ゆるい” 役割分担や他人とのあいだの垣根の低さが妙に心地よく感じられ、これがゲストハウスというものかと、勝手に納得するのでした。
カプセルホテルには昔からイヤというほど泊まってきましたが、こうした山小屋式でロッカーもない二段ベッドに街中で世話になるのは初めてのこと。客が少ないので、上段を当てがわれることはなかったのは幸いでした。酔っ払っての上段泊まりは、じつに危険なので。
向かい側のカーテンの中は、放浪旅中とみえる西洋人で、下のロビー兼バーではずっとパソコンをにらんでいました。何を見て何を考えていたものだかーーまあ、思いやっても詮無いことですが。
一泊3,000円ほどで色々なことが眺められる夜でした。
ーー早朝、まるで家出するかのように玄関の扉を静かに閉めて、24時間営業の居酒屋で鶏皮焼きとミニお好み焼きでの焼酎一合チビチビに始まり、行先も決めぬまま東海道線下りに乗って車内で宿探しと予約。あわてて小田原で降りると、お城跡で梅見物と昼寝、そして飲食すること数軒の贅沢…。長かった一日もようやくお終い(フゥ)。






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