秋の夜更けて
久しぶりの不眠。なんとか出勤はしたものの、ウツがぶり返したものか、仕事が手に付かず、昼飯の出先から軟弱なことに帰宅してしまった。(慙愧)
昼間に寝てしまったらまた夜は眠れなくなるからと、帰宅してしばし、無理を押して八百屋に果物を買いに行った。戻れば夕暮れ。洗濯物がよく乾いていた。それを取り込みながら、男の一人身のわびしさがつのる。西の空は茜色。
焼きそばで簡単な夕食を摂った後、疲労からベッドに倒れこみ、不覚にもしばし眠ってしまった。
友からの電話に起こされ、また正気に戻る。母親の葬儀を機に生じた兄弟間の心の行き違いと離反。それはそれで仕方がないではないか。怒っても仕方がない、益ない、感情的な振る舞いはせぬようにと先輩ヅラをして諭す。
八百屋からは小粒のみかんと真っ赤なりんごを求めてきた。久しぶりに対するその姿。また一年経った。変わらないのは君たちだけだよ――。
夜も更けて、もうTシャツでは寒い。衣替えの途中で出しっぱなしになっていた長袖シャツを着込む。着古した袖口。かすかな暖かさが心地よい。
ZARDの“Golden Best”を低く流す。多くの曲をすっかり覚えてしまっている。一曲終わると、次の曲のイントロが頭の中で鳴るのだ。なにせここ幾月か、朝に夕に聴きっぱなしだ。
夜も更けてきた。また眠れないのか。終夜営業の焼肉屋でビールを飲んでこようか……。
昼間に寝てしまったらまた夜は眠れなくなるからと、帰宅してしばし、無理を押して八百屋に果物を買いに行った。戻れば夕暮れ。洗濯物がよく乾いていた。それを取り込みながら、男の一人身のわびしさがつのる。西の空は茜色。
焼きそばで簡単な夕食を摂った後、疲労からベッドに倒れこみ、不覚にもしばし眠ってしまった。
友からの電話に起こされ、また正気に戻る。母親の葬儀を機に生じた兄弟間の心の行き違いと離反。それはそれで仕方がないではないか。怒っても仕方がない、益ない、感情的な振る舞いはせぬようにと先輩ヅラをして諭す。
八百屋からは小粒のみかんと真っ赤なりんごを求めてきた。久しぶりに対するその姿。また一年経った。変わらないのは君たちだけだよ――。
夜も更けて、もうTシャツでは寒い。衣替えの途中で出しっぱなしになっていた長袖シャツを着込む。着古した袖口。かすかな暖かさが心地よい。
ZARDの“Golden Best”を低く流す。多くの曲をすっかり覚えてしまっている。一曲終わると、次の曲のイントロが頭の中で鳴るのだ。なにせここ幾月か、朝に夕に聴きっぱなしだ。
夜も更けてきた。また眠れないのか。終夜営業の焼肉屋でビールを飲んでこようか……。
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