茶室の春草廬、三溪園早春ーー横浜本牧行 2

先日伊豆の伊東で古い旅館跡のゲストハウスに泊まって以来、どこへ行っても和式の建築物が気になるようになった。

三渓園には紀州徳川家の別荘、重要文化財の臨春閣をはじめとする多くの古建築が移築されている。
https://www.sankeien.or.jp/guide/

この中で今のところ興味があるのは茶室など小体な建物で、その作りの細やかさ、材質の侘びた風情に惹かれている。お寺の立派な塔やお堂などにはない和らぎと親しみやすさに。

このほど目についたのは、春草廬と蓮華院の雨樋の端から地面に雨水を導く「綱」だった。

樋はもちろん竹を割り裂いたものにしても、屋根から樋に流れ落ちた雨水はどうやって地表に落ちるか。寺院などでは金属の鎖だが、侘びた住いには似合わない。

今まで全く気がつかなかったのは迂闊であったが、これらの建物では細い紐を荒く編んだものを雨樋の端から垂らしているのだった。蓮華院では、垂らした先端に漬物石のような石が、紐でくくられている。綱の先の紐が石をくるみ支え、石が綱全体を支えている。この柔らかな緊張関係にしばし見惚れていた。

これら古建築を取り囲む木立にまだ春の色はあらわれていないが、流れる水のきらめきは春の光に違いなかった。

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