いちおう昔の町並み、されど… ーー上田の街で 2

旧北国街道の町並みが柳町というところに残っていると案内にあったので、お城跡から西に向かった。

途中、民家の庭先に咲く凌霄花(ノウゼンカズラ)や鬼百合の赤花を眺め、盗み撮りしながら十分程で保存地区の入り口にたどり着く。

漆喰壁、なまこ壁の倉や古びた商店が並ぶ様は結構なもので、少し離れたところにあるお寺の境内に湧く清水を木の管で引いている「保命水」は冷たくて豊富。ペットボトルの生温かくなった水を入れ換えるのだった。

とはいえ、町並みには気になるところもあり、人口の減少と観光地の問題は、後に尾を引くのだった。

古くからの生業が残っているのは味噌屋、造り酒屋、蕎麦屋や餅屋くらいだったろうか。

あとは、構えは昔のまま、カフェや安直な土産物屋に変わっている。同じ長野県松本の一部の通りや岡山県倉敷の美観地区(なんと薄っぺらな名称!)と同じ狙いなのだろう。「昔の町並み」を保ちながら「今の人々」に来てもらう。

若者、ことに女性客を引こうとしているのだろうが、うわべだけ合わせて客を増やすのでは、その町本来の魅力そして町の歴史を伝えることはできないだろうに。

さらに言えば、観光客は若者より中高年の方が多く、年寄りは落ち着きを求める(「それはお前だけだ」とからかわれるか?)。老齢化が進めば、ますますその度合いが強くなるわけだ。なのに、このように安易な商売の仕方でよいのか。

平日のこの日、柳町の通りで見かけた観光客は、三組程だった。昼食時にかかわらず、お店は閑散。静かでよかったのではあるが、すっきりしない気分で上田駅に向けて歩いていた。

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