先月の旅ーーその2 わたらせ渓谷鐵道・桐生~神戸~大間々~桐生 5月20日

鉄道ファンからは程遠い身ではあっても、古い車両や駅舎の佇まいには心が惹かれます。

今どきの高速鉄道を写す気は起きません。が、壁の塗装は剥げ落ちても無人駅が綺麗に保たれている様子の陰に、周囲の方々の善意や鉄道職員の誇り、また寂しさのようなものを感じるとき、それを写しとりたいという欲にかられるのです。

「わ鐡」は足尾銅山の産出品や資材などを運ぶ目的で敷かれた鉄道が転変の末、第三セクターとして生まれ変わったのですが、途中にダムが出来たため、路線は一部が変更され、旧線の一部が遊歩道になっています。

その遊歩道あたりを歩いてみるか。時間があったら帰りにどこかの町で途中下車してみようかと大ざっぱに考えて、桐生の宿を発ちました。

「どこかの町で」といえば不正確なのです。じつは以前、赤城自然園ほかへの団体バス旅行の時、大間々という町を通っていて、どこか歴史あるように窺われたので、「古そうな町だから、昼間から飲めるところがあるかも…」と期待していたのです。

神戸(ごうど)駅で降り、周囲の雰囲気をつかもうとウロウロするうち、山菜や漬物などを駅舎内で細々と、またのんびりと販売している御仁と話すようになっていました。この辺りの区長を務めているといいます。先の震災の時の風評被害がこの地に及んだこと、鉄道での販売事情など、問題は切実ですが、どこかそれを楽しんでいるようでもありました。

区長さんから頂いたのは、里芋の田楽、そして山椒の実を干したものを一包みずつ。田楽は甘味噌の具合が良く、格好の遅い朝食になってくれました。

また山椒の実は枝先をちぎったのを干したままなので、後日、余計な葉や小枝、種を取り除く作業をすることになり、それはそれで話のタネになるものでした。

この方に勧められるまま、とりあえず草木ダムの方に向かって歩きはじめます。

このような場所を好きこのんで歩く人間は稀なので、草木だけ相手にしていればよく、快適な歩行かつ撮影でした。天気も良くて。

木製品の工房があり、頃合いの落し蓋が200円ほどであったので頂こうと思っても誰もいません。仕方なくメモ帳に「小さい方のを一ついただきます」と書き、代金と一緒に置いてきたものの、「鍋敷を…」と書いていたことに気がついたのは、神戸駅に帰り着く頃でした。「鍋敷の小さい方」は、たしか400円だったのです! 工房の方を惑わせてしまい、申し訳なく思うことしきり。

大間々の町でのことは、またいずれの日にか。

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