J-WALK「何も言えなくて……夏」ならぬ、オレ “何もできなくて、夏”

早起きしてひと通りの家事と食事を終え、起きる前に考えていたように外出しようとしたものの、すでに身体が動かない。ゼンマイが切れた玩具のよう。

いくつか渡り歩いた職場で何かと関わりのあった弁護士・関谷巖さんは、たいへんな趣味人で写真家。長年にわたって南アジアを仏教寺院を中心として巡り、立派な写真集を幾冊も出されている。東京品川で開いている「スリランカ写真展/独立70年を記念して」は明後日まで。

朝早く、開園を待って三溪園の蓮を撮り、写真展の品川に回ろうとしていたものの、今日はどちらにも行けそうにない。

……。

仕方なくベッドに寝転がっていると、耳に優しく、涼しげに響く曲がラジオから流れてきた。

THE JAYWALK という80年代からのバンドで、「何も言えなくて……夏」という曲らしい。なんとなく聞いたことはあったが、バンドの名は初耳。

「フーン、そうか…いい曲だな」と詞を検索してみると、男と女のすれ違いと別れのいきさつを歌っている様子。すこし考えさせられた。
https://m.youtube.com/watch?v=et7Xb-jMmwY

“私にはスタートだったの あなたにはゴールでも” という言葉に尽きるだろうか、この別れは。

若い男女の間は皆そのようなものという見方もできそうだが、断定する自信もない。

またそもそも、男と女の隔たりなどと高邁なことを考えることもできない。

では省みて自分の場合はどうだったのだろう。反対なのか。いや、そうでもないだろう。自分にとっては「ゴール」ではなかった。

ではなんだったのか、十数年前に別居に至ったのは…。同時に「スタート」したけれど、方向が少し違ったのが、歳月の流れとともに互いの距離が離れたのだろうという、ごく平凡な結論に行き着いてしまうのが面白くもなんともなく、ナサケナイ。

“短い夏の終わりを告げる 波の音しか聞こえない” ーーそう、こっちはもう、波の音だけ聞いていればそれで充分なのだよ。

YouTube で92年夏の野外公演を聴きながら胸がつまり、恥ずかしくも(周りには誰もいないのに)嗚咽してしまった。黄色いシャツを着ていた女の子がその意味を知るか知らずか「私にはスタートだったの……」と口ずさむのを見て、いじましくてならず、想いはさらに沈む。こんどバー『道』のカラオケで試してみようか…。

……。

もう少しすれば動けるかもしれない。この暑い日々にあっては、睡眠5時間では身体がもたないようだ。

開きはじめの蓮は、この時間では花を閉じている。だらしなく開ききり、散る間際の姿は見たくない。がんばって関谷先生のところだけでも伺ってみようか。


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