散歩てくてく 上野公園不忍池から、ひとまず護国院まで

待ち合わせの約束は午後1時30分、上野の東京都美術館前。元職場の後輩女史から書道展に出展しているとの案内があり、同じく後輩の男と久しぶりに会うことにした。

何のこともなし。昼酒の口実…。

好天が続いていた。週末のお花見も二度目とあっては、公園は酔客、見物客でごった返しているに違いない。

公園の反対側、上野駅南端の不忍口からひっそり忍びつつ街にとけこむ。陽光あふれるアメ横前の交差点。まだ11時前のこと。たっぷり散歩して、木を花を見られる。

東アジア、東南アジア、中東に欧米ーー観光客の何と多いこと。「カメラを持つのは日本人」という通念は、今やなきが如く、皆さんスマホも含めてもれなく手にしていて、撮影しあっている。左様な光景はまったく無視して多くの種類の桜をみる。

純白の永源寺、しばらく進めばその名の通り華やかな紅豊などなど。ちょうど見頃で贅沢を味わう。染井吉野は半ば以上散っている。

両側の屋台が道を狭め、人がごった返す道を抜けるのは気が進まなかったが、池を横切り弁天堂からお山に向かうほかない。

ちょっと東照宮にお参りをと思い、石段を上ると、ここもたいへんな人混み。五重の塔を背景に撮ってくれるよう、東南アジアからの方らしき男性からカメラを渡される。PENTAX の立派な機種で、広角気味の単焦点レンズだった。明るめに補正して撮ってやりたかったが、方法を確かめるのが面倒なのでそのままシャッターを押した。

その先は桜並木で、裏道はない。とうてい通り抜ける自信なく、むなしく引きかえす。そこにあった鰻店『伊豆栄 梅川亭』の松花堂弁当に心惹かれながら。

鴎外先生の旧宅前を過ぎる。ここで長男の於菟氏が生まれたのち離婚し、千駄木に転居したという。

動物園の西北端に沿って細い坂道を進むと、北向きで落ち着いた佇まいの護国院の前に出た。

門の側に一人の紳士。カメラを携え、本堂脇の桜の木をジッと見つめるのは、時折吹きすぎる風に散る花吹雪を待つのかどうか知らない。こちらはセッカチなので、お参りしたあとで石楠花を、あでやかな椿をみつけ、桜が苔の上に散っているのを愛でては撮るのみ。お先に失礼と黙礼して前を過ぎる。

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