蓮、いまが盛り

「そろそろ開いている頃だろう…」。横浜本牧の三渓園。開園時間からさほど経たぬ時間に受付の前を通ると、すでに多くの人たちがカメラを池の蓮に向けているのが望まれた。いつもお盛んな同好の士。その熱心さには頭が下がる。
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この池、あと一週間ばかりが今年の蓮の盛りだろうか。

そして池の端に目立たぬながらも、はや萩の枝葉がみずみずしく、花も咲きはじめていた。百日紅(サルスベリ)の紅の花もようよう開いたばかりというのに。
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また池の反対側に合歓木(ネムノキ)の大木が枝を広く延ばしているが、あまりに高く、こちらの目も近ごろ霞むので、花の付き方は定かではない。いや、そもそも夏の夕方に花開くこの木、ハスの花も閉じようとする日盛りに咲いているはずもないか。

ひとしきり撮影してから園の奥に歩み入る。池のほとりのベンチにぼんやり座っていて、ふと気が付くと背後に十数人の西洋人の群れが押し寄せている。少し緊張。みなさん、中高年で、男女ともしっかり肥えている。ようこそ。広い池越しの景色に向かってしきりにシャッターを切って、早々に遠ざかって行った。あとはまた静寂。

じつは朝からダルかった。きのう久しぶりに歩きの会に参加して二時間ほど歩いただけなのに。フンドシを締めなおさねばと、さっそく Amazon でタニタの歩数計を注文した。“3D方式”でポケットに入れたままでも正確に計れるというのでとびついた。これまでの歩数計は、その装着方法がガンだった。これでもう失くす心配がいらない。

炎天の下の広場を、老人の足取りで売店のほうに進む。幼女三人ほど遊んでいるのは鯉のエサやり場。若い母親二人が少し離れたベンチで話し込んでいる。娘が誤って水に落ちても救い上げることはできないだろう。「今どきの若いモンは…」。知らぬよ、ワシは。

売店には団子が各種。小豆餡、みたらしのほか、ずんだ、大根などもある。缶ビール、大420円。旨そうに見えるがまだ食欲はない。通過する。

我、この植え込みと池の水の佇まいを好む。ことに樹影濃いこの時季。
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ひと巡りしてまた蓮池に出る。もうカメラ老人たちはいない。ひとところ、桂の木陰でひっそりと蓮の花を描いていた女性がひとり、相変わらずの姿勢で画面に対している。水彩の絵の具を使い始めた。離れたところからこっそりうかがうと、達者な筆遣い。しかしこの分だと今日中に仕上がるかどうか。彼女の目の前には、今日この池で一番の美しさの蓮。

絵を描く人に比べたら、しょせんカメラ屋は、安直。手抜きのヤカラだ…。不器用な身として、なんとか絵に描けぬものを撮るように心がけねば。






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