夏目三久さん、絶好調――オモテとウラ

「玉をころがすような…」というのは、彼女のような声をたとえる言葉だろうか。かといって、「美声」といわれるような、ツンとすまして、お高くとまった感じはない。含み笑いする声も、育ちの良さをうかがわせながらも、好感を抱かせる。性格の素直さがそのまま、いまの日本人に受け入れやすい声音で表れているような、そんな上質の自然さ。

だから、ラジオ出演は今のところ1本だけ(ニッポン放送の「夏目三久Tokyoなびげっちゅ~」)だが、水を得た魚のごとく生き生きとして読者の投稿を読み、自分の体験を、生活を語り、先輩に対しても怖じるところなく、「普通の言葉」を交わして、あくまで自然なのだ。スポーツアナウンサーとしてのベテラン・松本秀夫との番組中のやり取りを聴いていると、ぎこちないやり取りをそのままに口に出す。しかしその事態を冷静に見つめて、さらにコメントを述べるのは、アナウンサーとしての資質の非凡をしめし、(いやな言葉だが)人間力を表すものではないだろうか。

トレードマークのひとつ、染めないショートカットの髪。とくに流行やおしゃれを意識してのことではないという。髪を染めると、そのあとに伸びた部分を染める作業が必要になるから面倒だし、ロングヘアーはシャンプー、リンスが多く要って、乾かすのに時間がかかるから――と、きのうのラジオで本人が話していた。

その素直さは、強い。かつ、柔軟。受けるばかりではなく、意外な返し言葉も時に発して、存在感を示す。「マツコ & 有吉の怒り新党」では、実直なアナウンサーのシゴトとして視聴者からの手紙を読み上げること忠実すぎるほどなのだが、いったん両怪物のやり取りの中に入ると、くぐもった笑い声を絶えることなく立てながら、時に二人の話が本題からそれると、場の空気を損じない適切な言葉をはさんで引き戻し、また、痛烈なひと言を放ったりもする。
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“アラサー”を意識することが目立つ感がある。STAP細胞を発見した小保方さんのニュースに触れながら、同世代として感ずるところを切実に語っていた。当然かもしれない。この業界で間もなく7年、そういう年回りなのだろう。ネットで彼女の画像を眺めると、「ずいぶん“女の子”だったんだなー」というおもいがする。長い歳月だったのだろう。

いま初めてネットで検索してみると、過去には中傷写真を公開されて日本テレビのアナウンサー室から追われるなど、修羅場を潜り抜けてきた様子。フーン、そうか……。

それにしても、一度退社のやむなきに至った日本テレビの「真相報道 バン記者!」のサブキャスターを務めるようになったのは、どういう事情と経緯によるものか……ネット上に詳しく書いてあったが、読む気が起きない。

では、いまテレビの画面に映っている楚々として純粋な姿は、テレビ用の演出、仮の姿か。そうではないと感じている。スッと背筋を伸ばした姿は崩れず、正しく、今どき珍しい。

来る4月からは、れいのTBSテレビ「朝ズバッ!」の後を受ける番組のキャスターを、明大の斎藤孝先生とともに務めるという。一躍 TBSの顔。華の日々が始まる。

たぶん観ることもないとおもうけど、しっかりやってください。応援してますよ!



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