「あまちゃん」:鈴鹿ひろ美=薬師丸ひろ子の“素”

はたして、あのジューサーは薬師丸ひろ子ご本人愛用の器械が登場したものだった。それだけの存在感がたしかにあった。ブーンというモーター音とともにニンジンがボリボリとつぶされ押し出されてくる、その現実感。薬師丸自身が嬉々としてそれを操作している。その音にアキが目を覚ますのも無理もない。そして、「ノドにもいいのよ。びっくりするくらい声が出るから」と紫色のジュースをアキに勧める。朝5時。そして1時間ウォーキングして熱い湯に入る健康法――きっと彼女のものなのだろう。

その放送のすぐあと、ニッポン放送「垣花正・あなたとハッピー!」に薬師丸が生出演してジューサーの話をしていた。ふだんのジュースは緑色のことが多く、小松菜を主材としているのだと。

大女優鈴鹿が行きつけの寿司屋のかっぱ巻きで焼酎の水割りをやる。私生活においては意外に“天然”で滑稽、愛すべき人物に描かれて、じっさいの薬師丸とのズレがウケている秘密と思っていた。が、その“じっさい”は彼女自身、鈴鹿のような天然、あるいはそれを越えて「馬鹿だなー」ともいうべき存在であることを、これまたちょうどこの日NHKで放送の「鶴瓶の家族に乾杯」収録中に自覚したというから、笑ってしまった。

チャラチャラ恐怖症。高倉健さんから、中学生の時に男の子たちに取り巻かれているのを、チャラチャラしないようにとクギを刺されたのが今に尾を引いているとも言っていた。いたいけな女の子が健さんにそう言われたら、それは、ビビるだろう。『野生の証明』を撮影していた時のことか。にもかかわらずというか、自分でも気がつかなかったが、天然、だったというわけか……。ジンセイ、よっぽど複雑にできている。

このような、鈴鹿と薬師丸。実人生と微妙に重なるその役柄の設定もからめて、本人さえ長年気がつかなかった性格の見抜き方において、宮藤官九郎の眼力には感服するほかない。

それにしても“他局”の番組をこのように本格的に特集できるというのは、ラジオの特権なのだろうか。放送に採りあげるのが“何でもあり”というのは、ファンにとってはありがたいかぎり。







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