「ジェジェジェ!」――NHK「あまちゃん」のハッチャケ絶頂!!

今年の流行語大賞として早くも有力といわれる(ン?いわれてない?)、NHKテレビ「あまちゃん」での「ジェジェジェ」は、朝ドラのファンならずとも(――いや、この身、すでに大ファンなのだが…)、出色の物言いだ。

「ジェジェジェ!」の意外と衝撃といったら、これ以上のものはない。新鮮、ナマな言葉、言葉の限界を突き抜ける…。うつむきながら上目づかい軽く発する驚きの「ジェ」。ええっ、というくらいの「ジェジェ」。最大限のビックリと裏返りの「ジェジェジェ!」。ひねこびた「現代流行語」には到底ない実在感には、心洗われる思いがする。

あらかじめその言い方については聞いていた。しかし、じっさいに15分のドラマを眺めて、その画面の多様多彩な表現を目にし、悪役のいない心地よさにひたり、その安心の中にたゆたっているとき、されど意想外な場面の転換を面白がっているなかで、主人公のアキ(能年玲奈、イィではないか!)が時としてトンガリ唇から発する驚きのことば「ジェ」や「ジェジェ」、そして「ジェジェジェ」からは、これまで耳にしたことのない言葉への驚きとともに、アキの若々しさや初々しさが真っすぐに、直に伝わってくる。

かならずしも現地、久慈の人々全体の言葉ではないそうだが、海女の方々の物言いを取り上げ、ドラマ中の強力なアクセントとして使った脚本家、宮藤氏の手腕には感服する。

底に流れるのは、その言葉を発するアキたちの純粋な心持ち、なにより、気持ちのありようなのだ。あけっぴろげな人びとの心根。

何だかんだとわだかまり多く、保留、差し障り、気兼ねの絶えないわれわれ現代人にとって、アキたちの住む町の――そこはそこで変転きわまりない“人間ドラマ”を展開しているのだが――一直線に、純粋に生きている登場人物たちの、くんずほぐれつを見ていると、「ああ、素直にやっていけばいいんだ」という、一種、安堵を覚える15分間のありがたさ。(現実は、そうはいかないんだよね)

「飄々」という言い方がぴったりの宮藤官九郎氏の風貌とも相まって、ポップな画面(――イヤな言い方だが…)を楽しんでいる。

ガンバレ、アキ!

(参考:http://www1.nhk.or.jp/amachan/)



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

この記事へのコメント

2013年05月28日 17:59
minochan さん
なんとも、こそばゆいお言葉、恐縮です。修行だと思って、でもテキトーにやっていきます。これからも辛口のご批評をよろしくおねがいします。力づけられました。ありがとうございます。
2013年05月28日 13:53
こんにちは。

あいかわらずの、文章力というか、表現力にこのたびも釘づけ。
柔軟で、ユーモアがあり、しかも的確なのです!!

旅行記に、随想録に、そして風俗記録に・・・、ご健筆を今後とも期待してます!!!

この記事へのトラックバック

  • レイバン

    Excerpt: 「ジェジェジェ!」――NHK「あまちゃん」のハッチャケ絶頂!! 一日一夜/ウェブリブログ Weblog: レイバン racked: 2013-07-03 16:58
  • モンクレール

    Excerpt: 「ジェジェジェ!」――NHK「あまちゃん」のハッチャケ絶頂!! 一日一夜/ウェブリブログ Weblog: モンクレール racked: 2013-11-27 10:29