案内書に感謝――年末年始京都行 三

今回の京洛行きに当たっては、MOOK『詳細地図 京都』(JTBパブリッシング2011年7月現在のデータ 1,000円)が強力な助っ人となってくれた。

名所名店に行くことを目的とするこれまでの観光案内にはない、街全体の詳細かつ客観的、網羅的な、まさに「地図」なのである。本物の地図と同様の「凡例」に加えて、店舗の種類(宿泊施設、ラーメン、お好み焼きなど)、店名のマーク(マクド、ドトール、ファミマ、出光など)まで示されている。

かならずしも名所旧跡、有名店ばかりを求めず、「自分の行きたいところ」の場所を探す者にとっては、格好の地図。もちろん観光案内でもある冊子だから、各地図のあとにはその地域の諸々の名所、神社仏閣、料理店が地図の一部とともに解説される。これも詳細で、念が入って練れた内容だし、写真もいい。

この冊子では、まず広域の全体図(東:大津市、西:金閣寺、南:宇治市、北:鞍馬・貴船)が示される。その中には、京都市街部(東:南禅寺・修学院、西:妙心寺、南:十条、北:実相院)を中心に、大原、鞍馬・貴船、嵐山・嵯峨野、伏見、宇治ほかの周辺地域が枠で囲まれ、それぞれの地域が、1ページまたは見開き2ページに拡大して、後のページに示されている。

また更に、上の見開き京都市街図のなかには、「京都駅周辺」「京都中心部」「錦市場・四条」「京都御所・二条城」「祇園」などの細かな地域が枠取りされ、重なりまたは接して示され、何とこれらもまた独立して2ページに拡大され、後に表示される――という念の入った地図の構成である。このほか、「東山」「銀閣寺(『金閣寺』と誤植アリ)・平安神宮」「東福寺・伏見稲荷」「金閣寺・太秦」などの地域も同様に詳しいページがあてられている。

まことに詳細な地図で、“Google Earth”を覗くような感覚で京都の街の目印となる商店、飲食店が表示され、場所によっては一軒一軒までが明瞭に示されるという具合である。先斗町や錦市場に櫛比する店々は、屋号がすべて掲載されている。

ふつうの人々が行かない社寺を七福神めぐりなどで訪ね、また、街の奥の目立たない飲み屋などを探す小子にとっては、とても有用な冊子だ。





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