疑問と怒り――東日本大震災 第5報

あれから一週間経った。あの揺れ方は忘れない。

被災地の悲惨は日々に積み重なる。水も食べ物も満足にない。モノが被災者に届かない。電話、携帯が効かない。様子が分からない。無いないづくし……。さぞやトイレはひどかろう。こちらは節電のために温水洗浄機能を使えなくするなど、ほかにし様はないものの、あの方々には「何をゼイタクなことを言っているのか」と叱られる。

避難生活を送る現地のお年寄りたちの静かな顔。炊き出しを担当する高校生。きのう今日は、南関東でも冬の寒さ。今夕には風花が舞ったほど。仙台では積雪3センチというのに、唯一の暖房手段の灯油も、あと2日で底をつく。生徒数300人の小学校に2100人が過ごしている。海外報道にいうのだと。――「泣き叫ぶ声もヒステリーも怒りもない。日本人は、黙って威厳をもち、なすべき事をしている」。

そんな方々をよそに、暖衣飽食の人間どもは、スーパーの食べ物、トイレットペーパーを買いだめする。何の不安があるのか。一時の熱狂? パニック? 気が知れない。水もガスも電気も(電気は制限はあるが、――しかし一日に、たかが3時間だ)通じているというのに。そのスーパーには閉店間際の10時前にしか行けないこの身は、この3日間、牛乳を飲んでいない。(ま、ゼイタクな話だが)

いつもは夜10時の閉店時にも売れ残りがあるケーキ屋さんは、6時前にほぼ売り切れている。「パンがないからケーキを食べるのヨ」とでも言うかのように。唾棄。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック