そうか――AKB48“ヘビーローテーション”に見る性別
“I want you, I need you, I love you”
――と歌っている女の子の声を聴いて、「時代は変った」と思っていた。女の子が「あなたが欲しい」と言っている。
ビートルズが“ミッシェル”で
I love you, I love you, I love you
I need to, I need to, I need to
I want you, I want you, I want you
と連呼していたのが頭の底に張り付いていて、“I love you”はともかく、“I need you”や“I want you”は男のセリフだろうと思い込んでいた。それが打ち破られるに至った、と。
しかしそれは誤解だったことが分かった。この歌は“僕”の気持ちを歌っていた。
作詞 秋元康 転載スミマセン!
ポップコーンが
弾けるように
好きという文字が躍る
顔や声を
想うだけで
居ても立ってもいられない
――に続いて、
こんな気持ちになれるって
僕はついているね
とあるのだ。
もっとも、この“僕”、じつは女の子なのかもしれない。そう自称する娘もいる。
さらに、うがった見方をすれば、この曲の pv (promotion video?) では少女たちが戯れあい、キスを気軽にかわしている場面もあるではないか。彼女たちには性別がない。
そういえば、最近の日本人(16~49歳)は、性交渉を嫌悪したり、関心がなかったりする割合が多くなっているという(読売新聞1月13日)。男は17.7%、女は48.4%が性交渉に「関心がない」か「嫌悪している」。また、1か月以上性交渉していない夫婦は、04年の調査時よりも4.3%増加して、40.8%に上るのだと。理由は「出産後なんとなく」「面倒くさい」「仕事疲れ」。
それはそうかもしれないが、人を想う気持ちで「居ても立ってもいられない」という気持ちがもてる「僕」、男でも女でも、人と関わりあうことを喜ぶ点においてマトモであり、幸せといえるだろう。日本人、まだ望みはあるかもしれない。
(蛇足ながら小子は“トモチン”が気に入っている)
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